「みんなの日本語」第10課の文型「あります」と「います」の教案&イラストです。
あそこに~があります(練習A1)
「~は~にあります」は物の存在を表す文型です。
物のある位置は助詞「に」で示します。
第9課までに習った場所を示す助詞に「へ」と「で」があります。
この課の最後にこれらの助詞「に」「へ」「で」をまとめて復習してもいいですね。
あそこに何がありますか。
物の所在をたずねる質問文には「何が」を使います。
あそこに~がいます(練習A2)
練習A1は「~があります」で物の存在を表していましたが、練習A2では、人や動物など生きている(動く)ものの存在を表す「~がいます」を導入します。
「生きているもの」という言い方をすると、「花」や「木」などもそうなのかという質問が出ます。例をいろいろ出して確認しておくといいですね。
「お化け」だと「いる」、「死体」だと「ある」など。
お化けも死体もあまり使わない語彙ですが、「ある」と「いる」を使い分ける必要があることを意識するために全体で確認するといいです。面白いし。
あそこにだれがいますか。
「だれ」を使った疑問文です。
誰か分からないように絵はモザイクをかけときました。
同様に、「うちに誰がいますか」という例を出します。
そして、次のイラストを使って「誰もいません」を導入します。
誰もいません
「だれもいません」「何もありません」は、既習の「どこも行きません」「何も食べません」と同様に否定の形で使います。
あそこに~がいます(練習A3)
この課の新出語彙に位置を表す名詞がいくつかあります。
上下、左右、前後、中、外…、語彙を定着させる練習として、教師が言う位置を学生は聞いたらすばやく手で示すという練習をやっておきましょう。クラス活動の1つ?
ベッドの上に雑誌や傘(など)があります
「や」は名詞を並列する助詞ですが、既習の「と」とは異なります。違いをはっきり説明しておきましょう。
「や」は述べる名詞以外にも同類の物が他にもあることを表し、副助詞「など」と一緒に使うこともできます。
コメント
学生も気に入っております。
本当に役立つ教材をありがとうございます。
匿名さま
見てくださってありがとうございます。
まだまだな教材も多いので、ご自身の授業に合わせて改善して使ってください☆