漢字の成り立ち｜明暗広多少長短悪重軽早【みん日-U.13】のまとめ

「みんなの日本語」シリーズ、漢字テキスト「漢字Ⅰ」のユニット13の漢字の成り立ちのイラスト一覧です。初級日本語の授業で使ってください。

「漢字」の成り立ち・イラスト　U.13A　明暗広多少

明　　訓読み：あかるい　［明るい、明日］

日と月でとっても明るいですね。

読みが特別の「明日」も導入します。

音　　訓読み：おと　音読み：オン　［音楽、音］

「暗い」の導入の前に、基礎漢字の「音」の導入です。

「音」の漢字の字源は「言」と同じです。「口」の上にある針は、神様に対し、口で発した誓いを守らなかったときの罰を受けるための針です。怖い漢字～

暗　　訓読み：くらい　［暗い］

部首の「日」と「音」で、光が無く、音のみが聞こえる暗闇のイメージです。

広　　訓読み：ひろい　［広い］

部首のまだれは「店」で導入済みですね。

そこに人が座っています。十分座れる広さを表しています。

多　　訓読み：おおい　［多い］

カタカナの「タ」と同じ部首「夕」は「肉］を表し、肉が2切れ=たくさん、多いという意味ですね。

少　　訓読み：すくない　［少ない］

絵、描いていません…4つの点で「少ない」です。

「漢字」の成り立ち・イラスト　U.13B　長短悪重軽早

長　　訓読み：ながい　音読み：チョウ　［長い、社長、校長、学長］

「長」の漢字の字源は白髪のおじいさんの絵が多いですが、髪の長いおばあさんにしました。これからは女性の時代です。トップに立ち、「長」になって周りを引っ張っていくのもこれからは女性です。

豆　　訓読み：まめ　［豆］

「短い」の前に「豆」の紹介をします。初級漢字ではありませんが、短いことを表す「豆」です。

短　　訓読み：みじかい　［短い］

短い「矢」と「豆」で「短い」です。

「矢」は「医」で紹介済みですね。

心　　訓読み：こころ　［心］

次の漢字は「悪」ですが、その前に基礎漢字「心」の紹介です。

象形文字なので説明も楽ですね。

悪　　訓読み：悪い　［悪い］

「心」の導入後、「悪」の導入です。上部の「亜」は死者を葬る場所のイメージです。

重　　訓読み：おもい　［重い］

地の上で重い袋の荷物を持っているイメージです。

軽　　訓読み：かるい　［軽い］

車が道と地を軽やかに行く様子です。

早　　訓読み：はやい　［早い］

イラストではなく、写真から「早い」時間をイメージ。

朝日が昇っている様子ですね。