ずっと停止してた「漢字の成り立ち」イラストをアップします。ユニットはあと3つ!
漢字の成り立ち「春夏秋冬道堂建」(U.18A)
春 訓読み: はる [春休み]
春の太陽のおかげで草木が成長する様子です。
3つの葉っぱと日(太陽)がイメージです。
夏 訓読み: なつ [夏休み]
夏の字は人が飾りの付いた面をかぶって踊っているところからきているようです。夏祭りで踊っている人です。
人を表す真ん中の部分は自分の「自」です。この↑イラストでは巨大鼻になってます。日本人は自分のことをいうとき、鼻を指差すジェスチャーをしますよね。
本来の飾りのついた面(一画目)というのはミニパラソルにしてみましたよ。夏に長時間屋外で働く人、こういうパラソルを頭に付けてたのを見たことがあるんだけど…日本にはいないよね??
秋 訓読み: あき
秋の漢字の部首はのぎへんですね。
のぎへんがある漢字は穀物と関係がありますが、「秋」は収穫した穀物を火で乾燥させるところから来ています。
冬 訓読み: ふゆ [冬休み]
寒い冬、ひび割れた氷の上を歩く人です。
道 訓読み:みち 音読み:ドウ [水道、近道、国道、赤道]
この漢字のヒストリーは恐怖ですよ~。でもそういった説明のほうがインパクトがあって忘れないかも。
部首はしんにょうですが、部首以外の部分(首)は中国では昔、道を歩くとき、魔除けに異族の首を持っていたという説から。怖いよ~
堂 音読み:ドウ [食堂、国会議事堂]
建物を表す漢字はたくさんあって困りますが、その中の一つ「堂」です。初級レベルでは「食堂」以外では見ないのでイマイチなのですが。
土の上の高い場所に建てられた大きな立派な建物という意味です。
建 音読み:ケン 訓読み:た(てる) [建築]
部首はえんにょう。「延」の漢字から。「長い道のり」を意味するそうです。
右がわは筆をまっすぐ立てて持つ...建物をまっすぐ建てるという意味。
病 音読み:ビョウ [病気]
病気を意味する漢字「病」、部首のやまいだれは寝台を表し、部首以外の部分は病に伏せる人間を表すそうですが、やまいだれが屋根付きの建物に見えるので病院にしちゃいました。やまいだれの点々は病院の部屋を鍵で閉めている様子...ということで。
院 音読み:イン [病院、入院、大学院]
こちらの院も建物を表す漢字です。公共の建物になります。
部首のこざとへんは土で盛られた場所を表しますが、ここでははしごにしてみました。右側は屋根があり、中に人がいる様子です。
体 音読み:タイ 訓読み:からだ
体(からだ)の「から」は「殻」から来ているそう。何だか怖いですね~。
漢字のほうはというと、「体」は旧字「體」の略字になります。
覚え方はにんべんに体のもとになる「本」で「体」にしときましょう。
運 音読み:ウン 訓読み:はこ(ぶ) [運転]
しんにょうに、右部分は車、上部には旗がなびいている様子です。
乗 訓読み:の(る)
こちらも基本漢字のイラストの再利用。
木の上に人が「乗って」います。
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以上、「みんなの日本語」シリーズの「漢字Ⅰ」のユニット18の漢字でした。
あと、ユニット2つ!
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