日本語学習者に漢字を楽しく学んでもらいましょう。
ここでは絵を使って漢字の成り立ちを説明します。(「みんなの日本語・漢字Ⅰ」に準拠しています。)
漢字の成り立ち「行来校週去年」(U.5A)
行 音読み: コウ 訓読み: い(く) [行く、銀行]
「行」の部首は「ぎょうにんべん」ですね。十字路、行く道を表しています。
来 音読み: ライ 訓読み: く(る) [来る、来週、来月、来年]
未来への道を歩む人、3人の旅人?のイラストです。手前は3つの道があります。
校 音読み: コウ [学校]
初めての「きへん」でしょうか。つくりは「交」人が足を交差している様子。「学校」には「木」があって、たくさんの学生たちがいるというイメージです。
週 音読み:シュウ [先週、今週、来週、毎週]
この漢字ではまず、「しんにょう」を紹介しなければなりませんね。
「道」を意味するしんにょうと、「周り」から来ている「周」で、7日という時を周るとまた新たな週が始まるという意味。
去 音読み:キョ [去年]
初級で紹介できる「去」のことばは「去年」のみ。
このイメージは上部の「土」曜日が去り、週末もあと1日のみということで悲しくて泣いている人の顔です。(無理?)
年 音読み:ネン 訓読み:とし [去年、今年、来年、~年前]
毎年収穫される麦がイメージです。黒い横線は「一年」を表しています。
漢字の成り立ち「駅電車自転」(U.5B)\
馬 訓読み:うま
次は「駅」なのですが、その前に部首である「馬」を導入しておきましょ。
絵からイメージしやすいので、すぐ覚えてくれます。
駅 音読み:エキ [駅、~駅]
次は「駅」です。へんには馬へん、つくりは尺ですが、旧字は「驛」だったそう。
昔、街道の要所にあった宿場、宿駅からこの「駅」という漢字が来ています。
イラストではこの宿場で運んできた荷物を持っている人を描きました。
雨 訓読み:あめ
次の「電」の漢字の前に、基本漢字の「雨」を見ておきましょ。
説明要らずの漢字「雨」です。
電 音読み:でん [電車、電気]
次は「電」。雨が降り、稲妻が走り、発電する、というの成り立ちです。
でも、今風に電信柱にしときました。
車 音読み:シャ 訓読み:くるま [電車、自動車、自転車]
こちらも有名ですね。車輪のついた荷車を上から見た図です。
自 音読み:ジ [自動車、自転車、自分]
もともとは「自分」を指し示す「鼻」から来ています。
日本は「私」というジェスチャーで鼻を指さしますもんね。
転 音読み:転 [自転車]
ここでは「自転車」しか語彙として紹介できないのですが、他にも「転がる」「転ぶ」「回転」「転校」「転勤」「転職」「運転」などがありますね。ころがる…ころころ。
車へんは車輪、右にある手で車輪を回しているイメージです。
コメント
Anabelleさん
アップしました。見てください☆