日本の皆さま、台風の影響はないでしょうか(ないはずない)。暑いし、コロナだし、台風来るし、、、でも辛いことのあとは良いことが来るはず。
最近前置きが長いので、今日はここまでにします。
では「まるごと」授業案、行ってみよう。
「かつどう」第2課 “もう1度お願いします”・前半
トピック1「にほんご」の第2課、学習目標は「教室のことばを話す」です。
前半・後半に分けて紹介していきます。
- 提示➀はい、います聞いて言いましょう
- 提示➁きいて ください聞いて言いましょう
- 練習ジェスチャーゲームを しましょう話しましょう
- 提示➂・練習もういちど おねがいします聞いて言いましょう
➀ はい、います
教室に先生と学生がいる写真を見ます。そこから今日の学習目標を確認します。(Candoシートのチェック)
Candoの確認後、まるごとホームページのにある音声を聞いて、教室の出欠確認で使う表現と語彙を確認、そして実際に言って練習します。
➁ 聞いてください
次に教室で先生が使う「指示のことば」を紹介します。
教科書にあるのは「聞いてください」などの7つの指示のことばですが、すべて「~てください」の形の指示になっています。教師が説明をしなくても学生は「~てください」が指示であることに気づくでしょう。(気づいてほしい!)
こちらも音声で1つずつ聞いて確認したあと、声に出して言ってみます。
ジェスチャーゲーム(指示のことば)
7つの指示のことばの意味を確認したあと、ジェスチャーゲームで練習します。この練習はオンライン授業でも可能です。
教師が言う指示を聞き、学生には何を言っているのかジェスチャーで示してもらいます。
ジェスチャーは教科書にあるイラストをそのまま使いましょ。ゲームの前に各ジェスチャーを確認しておきます。
数字(1~10)の紹介
教室の指示のことばに「〇〇ページを開けてください」があります。ページを知るためには数字が必要になります。今回のクラスでは数字の1~10を導入しましょう。
これもホームページ「まるごとのことば」を活用します。
数字、助数詞のまとめのページがあり、発音の確認、PDFファイルで数字の表がダウンロードできます。あー便利。
➂ もういちど おねがいします
今度は学生が教室でよく使う表現です。
教科書の写真を見ながらどんなときに使う表現なのか確認、そして声に出して練習します。
「教室の表現のまとめ」には、「まるごと+」にある動画も良いですよ。
「かつどう」第2課 “もう1度お願いします”・後半
それでは第2課の後半です。後半の学習目標は「名前と国を書く」です。
日本語の表記(ひらがな・カタカナ)びついては、前回の「りかい」を使った授業で、導入済みです。
- 提示ひらがな・カタカナ聞いて言いましょう
- 練習なまえ➀どれですか。/➁あなたの名前と国を書きましょう。
- 日本事情と文化理解生活と文化なまえ
聞いて言いましょう(ひらがな・カタカナ)
ここでは復習を兼ねて、五十音図を見ながら音と文字をリンクさせます。今回は特にカタカナを中心に行います。
➀ どれですか。
五十音図でカタカナの文字が確認できたら、教科書の練習問題で国と名前がカタカナでどのように書かれるのか確認します。
私が授業で使ったJamboardは以下からダウンロードできます。どうぞ。
指導している国とその周りの国や、学習者の国でよく見られる人名で同様の練習を増やしてもいいですね。Jamboard、ほんと簡単だから。
➂ あなたの名前と国を書きましょう。
最後に現実タスクとして、自分の名前と国名をカタカナで書いて名札を作ります。
対面授業であれば、次のクラスからはこの名札を付けて授業に参加してもらえるので、もう学生の名前を覚えられない私のようなBBAには大助かりです。
今回はオンライン授業なので、名前と国を白い紙に清書にしてもらったあと写真に撮って、その写真をCandoシートの表の下に貼り付けてもらうことにしました。これはポートフォリオとしても記録に残していくこともできます。
また、可能であれば、IDカードのように学生の顔写真も貼ってもらいましょ。数年後、ポートフォリオを見返したときに、若かりし頃の自分と日本語の学習過程が思い出せるはずです。なんて素敵な思い出。
日本事情と文化理解(生活と文化・なまえ)
最後は異文化理解のお時間です。
こちらも教科書にある写真を見ながら「日本語の名前の言い方」を紹介し、自国との違いについて考えてもらいましょう。文化理解は評価がしにくい項目です。授業の最後のCandoチェックでコメント欄に感じたことを書いてもらい、学びを振り返ってもらいましょ。
こちらの文化紹介もホームページ上に動画があります….活用、活用。(英語の字幕がついています。)
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以上、「かつどう」編の第2課の授業のまとめでした。
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