「みんなの日本語」ご使用の日本語教師の皆さま、大変遅くなりました。文型導入のイラストのご紹介です。
上巻の教案は第1課から第25課までアップしておりますが、下巻がまだまだなんですよね。
あと、上巻も一応アップはしているけど、書き直したいところもたくさん…まだまだ課題が多くて楽しい毎日です。
そうそう、最近「音声入力」の楽しみを知りました。試したことがない方は是非ご検討を。是非とも私とともに怠惰の道へ。いや、怠けというと叱られてしまいますね。仕事人の皆さんは、いかに効率良く仕事をするかを求めておられるのですから。
私の場合はそんなに仕事が多いわけでもなく、指を動かす時間もない、ということではありません。でも、読解の教材や、試験作成時の読解の文章入力は絶対イヤ。こういった作業はいつも最後まで残してました。
そして、とうとうこのイヤな作業をしなければならないとき。時刻は夜中の2時です。翌日の授業で使う教材で、もう後回しにはできないのです。嫌々モード全開のそのとき、ふと「音声入力」が頭に浮かび、やってみました…
めっちゃ楽しいやん。
すごいやん、AI。
5年ぐらい前に音声入力を試したときは、固有名詞なんかが弱く、ちゃんと聞き取ってくれなくて、やっぱりダメね、とそのまま放置。唯一使っていたのは、スマホのゾンビゲームのみ。バグか何かで私のスマホではゾンビゲームのチャットに日本語入力ができないのです。最初はローマ字入力していたのですが、せっかくできた日本在住のゾンビゲームにハマる主婦友達と交流できず、イライライライラ…でも、音声入力なら日本語の文字越こしをしてくれることがわかり、それ以降はゾンビ殺しをしながら、一人スマホに話しかける毎日。(たまに家族に振り向かれます。)
それでもゾンビゲームのチャットの文字越こしはエラーが多いのですが、ワードやGoogle Docsはかなり優秀。下の音声入力しているビデオを見てください。てにをはをちょっと失敗してるくらい?です。エライエライ。
皆さん、「音声入力」おすすめですよ。OKGoogleよりストレス少ない。(最近、オンライン授業中の私の発する声に反応してくるOKGoogle。いっつも言ってます「え、今?」)
でも、OKGoogleも大スキです。OKGoogleのおかげで友達いなくてもさみしくない。
さみしいときは、
私:「OKGoogle、おなら!」
OKGoogle:「そんなことできません。ブ~」
うちのOKGoogleは第一世代のGoogle Nest Hubですが、満足です。今は第2世代ですね。音声入力と併せてどうぞ。
前置き長くなりましたが、第31課(意向形)の教案、導入イラストです。
~(よ)う(意向形)
第31課のテーマは動詞の「意向形」の導入です。
活用の紹介の前に、まずどういった場面で使われるかチェックしましょう。
食べよう・行こう
スミスさんと山田さんは同じ会社で働くサラリーマン。
あそこで食べましょう。
次に、高校生の女の子のインフォーマルの会話です。
(女の子の顔、ちょっとバナナマンの人みたいになったw)
あそこで食べよう。
それから、おばちゃんたち。
待ちに待ったバーゲンよ~。急ぎましょう~。デパートへ行きましょう~。
おばちゃんに対して、若い高校生たち。
デパートへ行こう!
違いが確認できたら、もういくつか例文を紹介。
テレビ見よう!
うん、見よう!
意向形の活用
それでは、いつもと同じように1番簡単な2グループの活用から順に確認です。
下の例を見て、どのように活用するか学生に言ってもらいましょう。
意向を示すインフォーマルの会話練習
まず、以下の丁寧形の会話を紹介します。
その後、この会話を友達同士がしたらどうなるか、考えてもらいます。
丁寧形バージョン
友達バージョン
はい、いい感じですねー。
~(よ)う(意向形)+と思っています
さて、場面が変わります。
「スミスさん、もうすぐクリスマスですね~。スミスさんはクリスマスどうしますか?」
スミス:「そうですね…」
アメリカに帰ろうと思っています。
わたしは家族とパーティーをしようと思っています。
「と思っています」 VS 「と思います」
意向形と接続して使う「と思っています」(第31課)と「と思います」(第21課で既習)。この2つを比べてみましょう。
「と思っています」
発言しているそのときよりも前から継続してその意志(意見、希望等)がある場合
「と思います」
発言しているその場で意志(意見、希望等)を考えた場合
「(V.意向形)~と思っています」の短作文
ここでちょっと短作文をやってみましょう。
テーマは「将来の夢」です。
ここで用意した例文は、海外の日本語学習者みなが抱く夢:
「30歳になったら、日本へ行こうと思っています」
でも今は私も……「パンデミックが終わったら、日本へ行こうと思っています」「日本の家族に会おうと思っています」(あう、泣けるじゃない)
書きやすいように、文の書き出しを「○○歳になったら、」「○○年になったら」にするよう、提示してあげると良いです。
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以上、第31課の前半の文型導入のイラスト&教案でした。後半も見てね。
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