初心者におススメ!日本語を教えるための参考書5冊

教師という職業は、自宅での仕事の割合も多いです。

 

以前私は専用の仕事机を自宅に用意し、そこで授業の準備などをしていました。しかし、教科書や参考書を何冊も広げて作業するため、普通の机では窮屈になり、イライラ。ストレスの原因に...

 

最終的にダイニングのテーブル(6人掛け)を作業場に使うことに落ち着きましたが、広いスペースができた分、さらに使う参考書の数を増やして最悪の状態に…効率が悪いったらなんの。

開いた何冊もの参考書でテーブルが埋まり、椅子には山積みの本、収拾がつかなくなって、結局授業の準備が間に合わない。疲れ切った状態で中途半端の準備で授業に臨むことも多々ありました。

 

書籍の購入は投資ですし、たくさん持ってると何だか賢くなった気がします。でも、1つのクラスの準備に参考書を何冊も使うのは効率が悪いと思います。

本屋へ行けば日本語教育に関するたくさんの参考書が売られていますが、ここでは、日本語教師をやっていくと決めた方に是非とも揃えておいてもらいたい最良の参考書5冊を厳選して紹介します。全て私が10年以上の教師生活でお世話になっている参考書たちです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

日本語教師のための参考書 ~文法書バージョン~

1.

初級日本語文法と教え方のポイント

断トツ1位のおすすめ参考書です。

既にお持ちの先生もたくさんいらっしゃると思いますが、まだの方は是非手にしてみてください。初版は2005年で、私が教師を始めたころはまだ出版されていませんでした。

著者の市川保子先生は、東京大学の留学生センターなどで教授をなさっていた先生です。
実は、この本が出版される前、市川先生ご自身のホームページが存在し、私はそちらで紹介されている文法解説を参考によく授業の準備をしていました。

その後、国際交流基金のホームページの日本語教育通信「文法を楽しく」も担当されていましたが、こちらも2007年3月に終了してしまったようです。ゔー、残念。

 

初級レベルの文型をほぼ網羅しているこの文法書は、各文法項目の例文や誤用例(外国人学習者が犯しやすい間違い)、クラス活動のアイデアなども紹介されています。また、字の大きさも他の文法書と比べ大きめで、行間や段落ごとのスペースも広くとられているのでとても見やすい。シニアの先生にもオススメですね。

「みんなの日本語」「新文化初級日本語」「JAPANESE FOR BUSY PEOPLE」「Situational Functional Japanese」など、どの教科書でも対応可能な文法項目別(巻末に対応表付き)になっているところもいいですね。

この「初級日本語文法と教え方のポイント」で紹介されているポイントさえ把握しておけば、初級レベルの授業の突然の学生の質問にも問題なく対応できるでしょう


初級日本語文法と教え方のポイント

 

シリーズになっている中級用も揃えておくと安心です。


中級日本語文法と教え方のポイント

 

2.

みんなの日本語・初級Ⅰ&Ⅱ (第2版) 教え方の手引き

「みんなの日本語」を教科書として使用しているなら、必須の参考書・虎の巻です。

2012年に改訂された第2版の手引きには、第1版では別途購入しなければならなかった「練習C・会話イラストシート」がCD-ROMで含まれています。お値段ほぼ変わらず、とってもお買い得。アラフォーのオバさんの私はお買い得に弱いのです・・・

付属のCD-ROMには、文法項目、語彙、助詞、形容詞の一覧や、動詞のフォームの表、練習C・会話のイラストなど、授業に役立つ資料が満載です。

各課の到達目標も記されているので、新米教師の方は是非これを参考に教案作成をしていきましょう。

アマゾンの日本語教育カテゴリの売れ筋ランキングは、4位(Ⅱ)と8位(Ⅰ)です(19年5月現在)。恐るべし。


みんなの日本語初級I 第2版 教え方の手引き

3.

初級を教える人のための日本語文法ハンドブック

初級(日本語能力試験N5・N4レベル)で教える文法項目がカバーされている文法辞典のような本です

意志動詞、義務、終助詞、デアル体といった事項索引と、「~あいだに」「~ておく」「ほど~ない」といった形式索引から調べることができます。

上の「初級・日本語文法と教え方のポイント」よりも詳しい文法書でなので「初級・日本語文法と教え方のポイント」だけでは物足りない、疑問が残る、不安だというときに参考にしています。


初級を教える人のための日本語文法ハンドブック

中級バージョンもあるよ。


中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック

 

4.

短期集中初級日本語文法総まとめポイント20

初級で導入する文法項目20のポイントがまとめられた参考書兼問題集です。

上の文法書に比べると説明は最初限ですが、授業の導入で使えそうな例文やイラストがたくさんあります。板書の参考にしてもいいですね。

初級の内容を全部カバーしているわけではないですが、学習者が混乱しやすい20の項目だけがピックアップされているので、練習Bや文型練習帳に加え、ここから練習を抜粋して用意してもいいでしょう。


短期集中初級日本語文法総まとめ ポイント20

 

5.

新・はじめての日本語教育

日本語教育の基礎知識がとても分かりやすくまとめられています。日本語教育検定試験の対策本ですね。でも、教師になってからも何度もお世話になる本です。持っておくと安心です。

シリーズになっていて、1は「日本語教育の基礎知識」、2は「日本語教授法入門」になっています。両方欲しい…


新・はじめての日本語教育1 日本語教育の基礎知識


新・はじめての日本語教育2 日本語教授法入門

最後に

ここで紹介した本は全て10年後も使い続けられる日本語教師に必須のおすすめ参考書す。

 

授業の準備のときに同時に見ていられる本は3冊ぐらいが限度かなと思います。欲張って参考書を5冊も並べると、あり得ない時間を費やします。

何を教えなければならないのか、どこまで教えるのか(何が必要ないのか)を考えながら、欲張らず、そして要領よく準備することがポイントです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました