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【初級を教える】日本語教師のためのおススメ参考書

日本語教師になって早や17年が経ちました。

が、17年のプロの教師(?)であっても参考書なしでは授業はできません。書籍の購入は投資ですから、何冊あってもいいとは思いますが、1つのクラスを何冊もの参考書で準備するのは非常に効率が悪いと思います。

私は普段、自宅の6人掛けのダイニングテーブルで授業の準備をしているのですが、開いた教科書やたくさんの参考書がテーブルを占め、てんやわんやで時間に追われパニックになることもしばしばです。

そこで、日本語教師になりたい人、日本語教師初心者の方に向けた何年経っても使い続けられる 厳選・日本語参考書を紹介します。

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日本語を初めて教える人のためのおすすめ4冊

 

 1.

初級日本語文法と教え方のポイント

 

著者は市川保子先生、初版は2005年の初級クラスで教えるための日本語文法の参考書です。

市川先生は東京大学の留学生センターなどで教授をされていた先生で、国際交流基金のホームページの日本語教育通信「文法を楽しく」を担当されていましたが、2007年3月に終了してしまいました。

 

実は私は教師を始めたころ、日本語が専攻の大学の授業で「ただ単に『みんなの日本語』をこなすだけではだめだ!」「大学レベルなんだからもっと専門的に、もっと論理的に文法説明をしなければ!」と気負いばかりの空回りのクラスをやっていました。

これは、数年後に無駄な努力だったことが分かったのですが、普通日本語を学びたいという学生は「日本語を話したい」のであって、「日本語学の理論」は要らないのですよね。中上級のレベルになり、日本語教師を目指す学生のいる授業では別ですが、初級レベルの学生は、まず話せるようになること。まず日本語のレベルが初級の300時間レベルに達することです。

 

その 初級レベルの授業で必要とされる教師の日本語文法の知識は、全てこの1冊にまとめられています

 

おススメポイント

  1. 「みんなの日本語」「新文化初級日本語」「JAPANESE FOR BUSY PEOPLE」「Situational Functional Japanese」など、どの教科書でも対応可能な文法項目別(巻末に対応表付き)になっている。
  2. 各文法項目で、外国人学習者の誤用例がついている。指導の上で注意すべき点(外国人学習者が犯しやすい間違い)が、準備の段階でわかる。

初級日本語文法と教え方のポイント

 

2.

みんなの日本語・初級Ⅰ (第2版) 教え方の手引き

 

「みんなの日本語」を教科書として使用しているなら、必須の参考書、虎の巻です。

なんと、第2版の手引きはCD-ROM付きで、

付属のCD-ROMには、文法項目、語彙、助詞、形容詞の一覧や、動詞のフォームの表、練習C・会話のイラストなど、授業に役立つ資料が満載です。

とあります。

第1版のときには別途購入する必要のあった「練習C・会話イラストシート」が、第2版ではお値段ほぼ変わらずこの「手引き」に含まれているのですから、とってもお買い得です。

みんなの日本語初級I 第2版 教え方の手引き

 

3.

初級を教える人のための日本語文法ハンドブック

 

初級と中上級に分かれている文法辞典のような本で、こちらは初級(日本語能力試験N5・N4レベル)で教える文法項目をカバーしています。

意志動詞、義務、終助詞、デアル体といった事項索引と、「~あいだに」「~ておく」「ほど~ない」といった形式索引から調べることができます。

「初級・日本語文法と教え方のポイント」よりももっと詳しい文法書で、「初級・日本語文法と教え方のポイント」だけでは物足りない、疑問が残る、不安だという人はこちらも見ておくと良いと思います。

初級を教える人のための日本語文法ハンドブック

 

4

短期集中初級日本語文法総まとめポイント20

 

初級で導入する文法項目の20ポイントがまとめられた参考書兼問題集です。

細かい文法説明はあまりなく、ポイントとなる20の項目だけがピックアップされているので、初級の内容を全部カバーしているわけではありません。ですが、項目によっては絵やイラストで説明がされており、これを参考に準備をするとわかりやすい授業ができると思います。

みん日の練習Bや文型練習帳だけでは足りないというとき、プラスアルファの練習をここから抜粋してすることもできます。

短期集中初級日本語文法総まとめ ポイント20

 

最後に

ここで紹介した本は全て、 10年後も問題なく使用できる日本語教師必須の参考書です。

本当はもっといろいろな本を紹介したいのですが、授業の準備で参考として同時に見ていられる本は3冊が限界です。欲張って参考書を5冊も並べ、あり得ない時間を費やし、準備が終わらなかったでは元も子もありません。(経験者です)

とはいえ、日々良いものが作られていく時代。出版される日本語教育関連の新しい本はチェックを怠らず、良いものをどんどん取り入れ参考にし、最高の授業をしていきたいですね。

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