「みんなの日本語」第32課の後半の教案&イラストです。
この課の会話ビデオは、日本でストレスが溜まりまくっているシュミットさんが主人公。やっぱり日本の会社は大変なのね。
第32課の教案・前半はこちら。
~でしょう(練習A2)
ではまず、前回の復習です。
熱がある山田さんが、友だちの田中くんと話しています。
田中くんは山田さんを心配して、アドバイス。
「病院に行ったほうがいいですよ。」
医者は山田さんを診ました。そして…
「ストレスでしょう」
翌日、また病院にやって来た山田さん。頭痛がします。
「先生、頭が痛いんです」
「インフルエンザでしょう」
翌々日、山田さんはまた病院へ。
「先生、お腹が痛いんです」「きのうはクリスマスで肉を10㎏ほど食べたんですが…」
「食べすぎでしょう...」
「~でしょう」って何なのよ?
先の3つの会話例で、医者が「~でしょう」を使っていることが確認できました。
ここで、前述(練習A3)の「~かもしれません」との違いを学生に考えてもらいましょう。
「~でしょう」VS「~かもしれません」
「~でしょう」「~かもしれません」とも、推量の表現ですが、使う場面は異なります。
病院で、検査の結果、知識、経験などから医者は患者に、確信をもって診断(推量)するときは、「~でしょう」を使っています。
それに対し、友だちの田中くんは医者ではなく、その判断(推量)は不確かです。「~でしょう」ではなく、「(もしかしたら)、~かもしれません」を使っています。
「~でしょう」の接続
ペアワーク・ロールプレイ(病気編)
第32課で学習する3つの文型「~たほうがいいです/~ないほうがいいです」「~かもしれません」「~でしょう」を使って、体の調子が悪いとき、優しい日本人の友だちと交わされるであろう会話を練習しましょー。(もしくは優しい友だちになって、日本人の友だちに助言しよー)
実際にやってみる前に、会話ビデオでモデル会話を視聴。
ビデオには病院に行くシーンはありませんが、練習では医者も会話に含めましょ。
下のモデル会話の流れを参考に…
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以上、病気をテーマにした第32課の教案例でした。
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