【みん日・第11課の教案とイラスト】時間、期間の言い方を教える

助数詞 第11課

10連休はいかがお過ごしですか。

こちらは5月1日のメーデーがお休みだったので、わずかながら1週間が短く感じられ、ハイテンションです。そのハイな気分にのってちょっと家のお掃除をしました。

普段、ダイニングで仕事をしている私…「みんなの日本語」の教科書は勿論、参考書をあちこちに広げて作業しています。なので気がついたら、食卓が本で山積みに...クリスマス以来の整理整頓です。要らないプリント類も大きいゴミ袋一つ分出ました。あ~すっきり。このきれいな状態が維持できますように。

 

では、本題の「みんなの日本語」第11課の教案&イラストです。

~が—人います(所有)

 わたしは父と母と姉が一人います。 

助数詞 第11課

初公開。スミスさんの家族構成です。
後々、スミスさんが佐藤さんとデートするとき、もう少し詳しく教えてくれます。

 

 家族は何人ですか。 

第11課 います 

 

 4人です。わたしは父と母と姉が一人います。 

第11課 みんなの日本語

練習問題
 家族は何人ですか。 
※聞き手(答える人)は唯一カラーになっているお母さんです。

 

 5人です。主人と娘と息子がいます。

兄弟や子どもが一人だけのときはわざわざ人数を言う必要はないですよね。

上のイラストで導入ができたら、練習Cで色々な家族構成を確認し、最後に学生自身の家族について話す練習をしましょう。

たまに、本人ともう一人のみ(夫婦のみ)で家族が少なくあまり練習にならなかったり、一緒におばさんや甥っ子も住んでるけど家族に入るのかとか、継母、母のパートナー(結婚していない)は何て言うんだ?なんて質問が出ますが、動揺せずに対処しましょう。

<期間>~ます

期間の長さの導入です。
まず、語彙一覧で提出済みの「ー時間」「ー日」「ー週間」「ーか月」「ー年」を再確認しましょう。小道具にカレンダーを用意してもいいですね。
 毎晩2時間日本語を勉強します。 

期間 第11課 イラスト

スミスさん、働きながらエライねえ。

 

 日本に1年います。 

ウソかもしれない...第1課が日本来たばかりのときだから...

 

 何か月日本語を勉強しましたか。 

日本に来る前のことね。

 

 6か月勉強しました。 

じゃ、ひらがなぐらいは覚えてから来たということね。(いちいちコメントうるさい?)

 

どのくらい~ますか

再度、上の「何か月勉強しましたか」のイラストを学生に見せてください。
そして、

下のイラストで導入です。

 どのくらい日本語を勉強しましたか。 

疑問の「何分」「何時間」「何日」「何週間」「何か月」「何年」は全て「どのくらい」に言い換えることができます。「どのくらい」のほうが簡単よね~、なんていう確認を。

 

期間を尋ねるまとめ

~だけ、~ぐらい

 毎日どのくらい日本語を勉強しますか。 


では、まずスミスさん。

 毎晩2時間ぐらい勉強します。 

パチパチパチパチ...

 

では、シルバさん。

 

 毎晩20分だけ勉強します。 

ダメじゃん、シルバさん。

ここで「皆さんは毎晩どのくらい勉強しますか。」という質問をしましょう。うちの学校は苦笑いする学生がほとんどです。

<期間>かかります

 アメリカから日本まで10時間かかります。 

 

 うちから会社まで1時間かかります。

 

お金の方もね。$$$

 アメリカから日本まで1,000ドルかかります。 

 

最後に応用練習をこちらから。

<期間>に<—回>~

何かを行う頻度を「—回」で示す表現です。

ある期間における割合を示す場合は助詞「に」を用います。

 

「3回...」(※カレンダーの緑のマルに注目。)

 

 1か月に3回映画を見ます。 

 

 1週間に2回映画を見ます。 


この映画オタクめ。

 

 1年に1回日本へ行きます。 

そんな境遇になりたい...日本帰りたいよ~

練習問題

 1か月に何回映画を見ますか。 


時間に余裕があれば、学生間で順にQAをさせていきましょう。

質問に関しては考える必要もなく、同じことを繰り返し言っていくだけですが(回答は各学生により異なる)、新しい文型なので全員がスムーズに言えるかどうか確認も必要です。特に教室の最後の列に座る学生は常に要注意です。

他にも、

  • 「1日に何回電話をしますか。」
  • 「1日に何回トイレへ行きますか。」
  • 「1年に何回マクドナルドへ行きますか。(ピザを食べますか)」

など。

以上、第11課の教案&イラストでした。

単純な課なので、イラスト毎に逐一コメントをしてしまいました。

コメント

  1. 神原洋子 より:

    コメントが楽しいです。
    いつも、わかりやすくてありがたいです。

    • 佐藤ひれ佐藤けい子 より:

      神原さま

      ありがとうございます。
      大して面白いことも書けませんが、趣味として続けていきたいと思います。

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