ここでは「みんなの日本語」第7課の文法項目である格助詞「で」(道具・言語・手段・言語)と「やりもらい」(授受表現)の教案(例)、導入イラスト、活動アイデアを紹介します。
第7課の前半はとても簡単なのでぱっぱと終わらせ、後半の複雑な授受動詞(やりもらい)の練習に時間をかけるようにします。
道具・手段の「~で」
道具・言語・手段を表す格助詞「で」の導入です。
スプーンで食べます。
手で食べます。
パソコンで書きます。
鉛筆で書きます。
何で?(手段をたずねる)
どんな道具(手段)で動作・行為をするかを問うときの、「何で」です。
何で食べますか。
「何でピザを食べますか」
この質問に大半は「手で食べます」と答えます。
が、たまに「ナイフとフォークで食べます」というエレガントな学生もいて、ウケます。上品な女の子かと思ったら、意外と男の子だったりする…
何で食べますか。
自分で作った導入イラスト(写真)ですが、お昼前の授業ではひんしゅくです。
ケーキはフォークでなく、スプーンで食べるという外国人学生が結構いる…
(言語)で書きます。
言語を表す助詞「で」の導入です。(練習A2)
日本語で書きます。
もう第7課ですからね。スミスさん、ひらがな習得済みです。
英語で書きます。
語/文は(言語)で~です。
これは日本語で「本」です。
これは英語で”book”です。
これはスペイン語で”libro”です。
~は・・・語で何ですか。
外国語で何というかを問う疑問文です。
それは日本語で何ですか。
「おはよう」は英語で何ですか。
以上、道具、手段、言語を表す助詞「で」の導入でした。
第7課の後半(授受表現、やりもらい)の教案と導入イラストはこちら。
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