初心者・日本語教師を応援するシリーズ、「外国人向け日本語レッスン第1回」をどう教える?の最終回です。
ここでは、日本語の挨拶、教室でよく使うことば、そして、10までの数字のスライド(イラスト、絵)をシェアします。
教室のことば(日本語授業バージョン)
まず、学生というより、先生がよく使うことばですが、「始めましょう」と「終わりましょう」、そして「休みましょう」です。
「わかりますか?」「はい、わかります」「いいえ、わかりません」
「いいえ、わかりません」はあまり使わないでね、とひとこと言っておきましょう。
先生のことばです。「リピートしてください」
便利なセリフです、「お願いします」。
教室でお金の貸し借りしてはいけませんが…
「お願いします」を応用し、「もう一度お願いします」
「いいです」「違います」
聴解練習で欠かせない「○マル」と「×バツ」
人の注意を引くときの「すみません」
授業中は、「先生、すみません」ですね。
もう1つの「すみません」。謝罪に使います。
「どうぞ」と「ありがとう」
目上の人には「ありがとうございます」。
「ございます」を追加する、、、文が長くなるとフォーマルになること多し。
日本語のあいさつ
「おはよう」「おはようございます」
「こんにちは」
えっ?夜の挨拶、2つあるの?
「おやすみなさい」は夜のお別れのあいさつですね。もしくは寝るとき(ベッドに行くとき)に使います。
「こんばんは」は夜に誰かに会ったときですね。
あと、挨拶ではおじぎの練習も忘れずに。おじぎするだけで一気に日本人っぽさアップ。
「さようなら」は朝昼晩、いつでもお別れのときに使えますが、しばらく会うことができないお別れなどに使ったりすることが多いです?
日本語の授業では、こちらのほうが自然かもしれません。
「また来週」「また明日」
ついつい「お疲れさま~」と学生に言ってしまい、学生も「先生、お疲れさま~」と我々を労ってくれる。駄目よね、ほんとは。先生ー学生間でお疲れさまって言わないよね。
日本語の数字(1~10)
特に説明はしませんが、4、7、9に注意が必要ですね。
4、7、9は2通りの言い方がありますが、年齢の言い方と月の言い方など使い分けが必要です。4の場合、「よん」も「し」も覚えなければならないということです。
次のクラスまでの宿題は、夜、ベッドに入ったら眠りにつくまで1から10まで数えてね、でいきましょう。
以上、3回のシリーズで紹介した第0課(日本語初回レッスン)の授業の内容でした。
コメント
日本語教師になるべく絶賛勉強中なので、大変参考になります。ありがとうございます!
ひとつ質問なのですが、この3シリーズでご紹介いただいた第0課は、トライアルレッスンのあとの初回の授業で全て教えられていますか?それとも3回程に分けて教えるのでしょうか?
教えていただければ幸いです。
ゆりえさま
すみません、もうここに返信しても遅いかもしれませんが…
時間にもよりますが、第0課の内容は1回の授業では終えられないと思います。
情報量も多すぎるし、分けたほうがいいと思います。