「みんなの日本語」第14課の教え方(教案)&導入イラスト&活動アイデアです。
前回のクラスで導入した動詞のグループ分け(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)と「て形」をもとに、文型「~てください」と「~ましょう」を導入します。
~てください(依頼&申し出)
「~てください」は指示や依頼をしたり、何かを勧めたりするときに使う表現です。
依頼
ノートを貸して下さい。
ゆっくり話して下さい。
すみませんが、いいレストランを教えて下さい。
※ 依頼の際は、「すみませんが、」を付けるとより丁寧ですね。
電話番号を教えて下さい。
ミラーさん...あんた。
お金を貸して下さい。
申し出
どうぞ座ってください。
※ 申し出では、「どうぞ」を付け加えるとより丁寧です。
ビールを飲んでください。どうぞ、どうぞ…
まあまあまあ...
「ます形」+方(例:書き方)
依頼の「~てください」の導入後、この依頼でよく使う「~方(かた)」をの例を紹介します。
練習AやBにはないのですが、文型の例文3番に「ます形+方」が導入されているので、以下の例を使って練習もしておきます。
漢字の書き方を教えて下さい。
~方(かた)を教えて下さい。
指導のポイント
「漢字を書きます」をそのまま「漢字を書き方」としてしまうエラーが起きやすいので、対象を示す「を」は、並列の助詞「の」に変わることを確認しておきます。
~をください
以下の例で、何か物が欲しいときは「○○(物)をください」になることを確認しておきしょう。
ジュースをください。
指導ポイント
- 「あげます」を使って「あげてください」にならないように注意。
~ましょうか
聞き手に手伝いを申し出る「ましょうか」の導入です。(練習A3)
傘を貸しましょうか。
手伝いましょうか。
地図をかきましょうか。
窓を閉めましょうか。
以下のような、申し出に対する答え方、断り方も確認しておきましょー。(練習B4)
はい、お願いします。
いいえ、結構です。/いいえ、大丈夫です。
第14課は盛りだくさんです。続きは次回にしときます。
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