【教案と導入イラスト】みん日・第3課|(値段の言い方)フェラーリは〇〇円です 

この車はいくらですか。

「みんなの日本語」第3課(後半)の教え方です。

ここで取り扱う内容は、

1)国籍や職業を述べる
2)体言を修飾する格助詞「の」
3)「-円」(物の値段)

の3項目です。

大きい数字が入ってくるので、見るからに辛そうな学生が必ず数名...気の毒ですが、日本での楽しいショッピングのためよ、トヨタやスズキの日本車、買いたいでしょ?と言い聞かせましょう。

国/会社は~です

文型「国/会社は~です」の導入です。(練習A5)

これは国籍職業を述べる文型で、下のイラストは順に「国」「うち(自宅)」「会社」を述べる例文になってます。

国はアメリカです。

日本語初級・第3課の教案とイラスト

うちは大阪です。

日本語初級・第3課の教案とイラスト

会社はIMCです。

日本語初級・第3課の教案とイラスト

大学は富士大学です。

日本語初級・第3課の教案とイラスト

 

疑問詞「どちら」

お国はどちらですか。

日本語初級・第3課の教案とイラスト どちら
ここでちょっと注意点の確認です。

注意点

  • 出身国、所属の会社、学校、大学をたずねる疑問詞は「どこ」でもよいが、「みんなの日本語」は丁寧な形「どちら」になっている。
  • 「わたしのお国は~」と言ってしまう学生がいるので注意する。
  • 「会社(大学)はどちらですか」は、①会社(大学)の所在地と、②会社名(大学名)をたずねる2種類があるが、「みんなの日本語」で扱う練習は②の会社名(大学名)のみ。

 

~は~の~です[物の生産国、会社/メーカー]

名詞を修飾する格助詞の「の」の導入です。(練習A6)

第2課で導入した所有、内容を示す「の」と同じですが、今回は物の生産国、会社(メーカー)を述べる「の」の例文です。

 

これは日本の車です。(これはトヨタの車です。)

これは日本の車です。(これはトヨタの車です。)

 

これはドイツの車です。(これはメルセデスベンツの車です。)

これは日本の車です。(これはドイツの車です。)

どこ(国・メーカー)の~ですか

これはどこの車ですか。

フェラーリ

答えは「イタリアの車」または「フェラーリの車」ですが、全く答えが出ないクラスもありました...私も乗ったことないけどさ。)

 

応用練習

ついつい面白くなってこんなクイズ作っちゃいました。
時間があればいかがですか?

どこの

答えは:
ロレックス(スイス)の時計
スターバックスのコーヒー、アメリカの会社
ニコン(日本)のカメラ
アメリカの会社(みんな「マクドナルド」の発音に大喜び)
フランスの会社(シャネル)
ノキア(フィンランド)の電話
オーストラリアのカンタス・エアウェイズ

 

~は〇〇円です

最後に、お金の導入です。(練習A7)
楽しい項目。

この鉛筆は50円です。

この鉛筆は50円です。

このノートは100円です。

のノートは100円です。

この雑誌は500円です。

この雑誌は500円です。

導入イラストには日本のお金のイラストまたは写真を入れると文化紹介もできます。本物のお金がある場合はそのほうがいいですね。5円玉の穴に、みんな喜ぶ。

念のために日本のお金の図柄を以下にまとめておきます。復習しておかないとね。でも、私、本物の2千円札を見たことないかも…

現在の日本のお金の図柄

1万円札:福沢諭吉、鳳凰堂(平等院)
5千円札:樋口一葉、燕子花図(尾形光琳)
2千円札:守礼門、源氏物語絵巻、紫式部日記絵巻
千円札:野口英世、富士山と桜
500円:桐、竹、橘
100円:桜
50円:菊
10円:常盤木、平等院鳳凰堂・唐草
5円:稲穂、歯車、水、双葉
1円:若木

ちなみに、100円、50円硬貨の図柄の桜と菊ですが、いずれも法定の国花ではなく、事実上の国花だそう。ずっと日本の国花は桜だと思っていました。

買い物の会話を練習する活動には、100円均一で売っているおもちゃのお金を使うと楽しいです...が、40代以上の学習者がいるクラスではおもちゃのお金は控えたほうがいいかもしれません。ネクタイした昼間サラリーマンの学生が真面目な顔でおもちゃのお金を触ってるのはよろしくない。

 

疑問詞「いくら」

「だれ」「どなた」「どこ」「どちら」「何」に続く疑問詞「いくら」の導入です。

この車はいくらですか。

この車はいくらですか。

はい、ウケ狙いです。

でも、既出の数字だけでは回答できないので練習問題にはなりません。「いくらですか」の導入のみの使用です。

100から9,999,999までの数字

あせらず、ゆっくりいきましょ。

100~999100から9,999,999までの数字japanese number
1000~10000100から9,999,999までの数字japanese number
10,001~9,999,99910,001~9,999,999japanese number

 

数字の導入、練習にはフラッシュカードを使うと効果的です。
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ここでの数字の導入は、あせらず、ゆっくりと時間をかけて行います。

一気に説明してしまうとパニックになる学生もいますよ。

海外の日本語学校の場合、学生は昼間は専門学校や大学で勉強していたり、会社勤めだったりします。昼間の仕事や勉強のあとに訳の分からない外国語(日本語)を学びに来ているのですから、忍耐力のいるとても大変なことです。

そんな疲れた体に鞭打って(?)日本語を学びに来ている学生たちに、ゼロをたくさん並べた数字の説明をうるさくするのは酷です。

教える側(教師)が余裕を持つことが大切です。
学生は必死になってゼロが並ぶ数字を頭の中で整理し、理解しようとしています。

 

みんな、日本語を勉強しようと思ってくれてありがとう。オバさんは嬉しいよ。(涙)

 

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