みんなの日本語・第6課の教案&イラスト:他動詞「~ます」の導入

一般的な日常生活について話すための動詞(食べる、飲む、見る、聞くなど)がたくさん出てくる課です。楽しくなってきましたよ。「みんなの日本語」第6課の教え方(教案&導入イラスト)を共有します。

~を~ます

まず、新出語彙で他動詞を導入しますが、動詞のフラッシュカードを使って現在、過去、否定の活用をしっかり練習します。

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「みんなの日本語・初級」第14課に入ったら、常に携帯しておきたい基本動詞(ます形...

 

活用練習ができたら、以下のイラストを使って動作の対象を表す助詞「を」を導入します。(練習A1)

 

食べます

たまごを食べます。

卵を食べる

果物を食べます。

食べる

お寿司を食べます。

カップケーキを食べます。

ピザを食べます。

 

ピザを食べますか。

はい、食べます。/いいえ、食べません。

 

ベジタリアンやダイエットをしている人は「いいえ、食べません」の回答を選ぶかもしれませんね。
ここでは、回答で「ピザを」を繰り返して言う必要がない、省略ができることの確認です。

飲みます

水を飲みます。

コーヒーを飲みます。

オレンジジュースを飲みます。

コーラを飲みます。

ワインを飲みます。

ビールを飲みます。

 

これでもかっていうぐらい、いっぱい例文を作りましたが、皆さんは学習者の国に合わせて、その国の有名な料理や飲み物の写真に変えてください。盛り上がりますよ。

でも、お昼前の授業ではほどほどに。

 

買います

下のスライドで「~を買います」の練習をしましょう。買う対象物は学習者に自由に選んでもらいます。

〇〇を買います。

 

何を食べますか。(疑問詞「何」)

動作の対象をたずねる場合は、「何(なに)を~か?」になります。

「何歳」「何階」「何時」「何で」など、何(なん)の発音では既に導入済みの疑問詞ですが、ここでは「何(なに)」の発音で初登場です。

 

今晩、何を食べますか。

「なんを」ではなく、「なにを」です。発音に注意します。

 

名詞+を+します

日本語を勉強します。

この課で導入する「名詞+します」(練習A2)ですが、「勉強をします」「宿題をします」「研究をします」「スポーツをします」「サッカーをします」「カラオケをします」「ダンスをします」「ゲームをします」と、たくさんあるので例を確認しておきます。

例えば、「カラオケ」という語彙は第9課で提出されますが、日本と海外のカラオケのやり方が違う場合があるので、文化紹介としてぜひ日本のカラオケを紹介してみてください。カラオケの語源も皆さんご存じの「空(カラ)とオーケストラ(オケ)」という意味ですが、学習者は知らないと思うのでトリビアです。カラオケの歴史については「みんなの日本語・中級」の読解に「カラオケの発明、特許」についての話があるので、読んでおくといいかも。

日本語を学ぶ学生はアニメ好きが多いですが、アニメ好きはカラオケ好きも多い。みんなアニメの歌やJ-POPを上手に歌うので感心させられます。

日本語を勉強します = 日本語の勉強をします。

余裕があれば、こんな例文も確認しておきましょう。

この2文は同じことですよね。
下の文の動詞「します」の対象は「勉強」ですが、その勉強の内容が「日本語」であるため、2つの名詞をつなぐ「の」を使っています。

 

これらの導入のあとは、全学生に順に「明日(日曜日)、何をしますか」とたずねてみましょう。

質問を続けていると、例のごとく、導入前にも関わらず「何もしません」と答える空気を読めない学生がいます。準備していた導入が飛び越されてしまっても「そうですね~。『何もしません』は…」と笑顔で苛立つことなく、スライドを進めて冷静に導入し、大人の対応をしましょう。

ここでのもう一つの注意点は、創造力の少ない学生です。「何もしません」しか言わない学生が必ずクラスに一人はいて、話が盛り上がりません。周りに話を合わせて嘘でもいいから何かやって!若いのになんで何もしないのよ、と言いそうになるのをいつも必死で堪えてます。

 

何も~ません。

「何も」は「疑問詞+も(助詞)」で完全な否定を表します。

第5課で導入した「どこも行きません」の「どこも」をあわせて復習してもいいですね。

 

毎朝、何を食べますか。
…パンを食べます。

 

ところが、サントスさん。

毎朝、何を食べますか。
… 何も食べません。

だめじゃーん。

さらに、

今朝、何を飲みましたか。
… 何も飲みませんでした。

サントスさん、不健康だね。(過去の場合の例文です。)

 

さらに、

明日、何をしますか。
… 何もしません。

サントスさん、寂しいね。

 

何(なに)&何(なん)

同じ意味だけど、続く音で発音が変わる「何」(なん&なに)のまとめです。

覚えるというより、何度も口頭練習することで学習者は自然に正しく使えるようになっていますが、違いがあるということの紹介です。

 

第6課・後半の教案(例)&導入イラストはこちらから。

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